貧血というものを侮っていた私
鉄欠乏性貧血
血液の中の赤血球には、ヘモグロビン(血色素)という成分があり 体の隅々に酸素を供給する役割を担っています。このヘモグロビンを作るのに必要な鉄が不足すると 酸素を運搬する能力が低くなり 低酸素状態になります。
低酸素状態によってさまざまな症状が出てきます。
しかし、更年期障害 不定愁訴などの症状と思い貧血であると気付かず放置して治療までいかなかったりします。もちろん軽い症状ならば日常の食生活の見直しで治る場合もあるようです。
貧血が続くと
自分の場合は若い頃から異常なほどよく寝るので体質だと思ってたんです。学生の頃は授業中寝てましたね~(寝てる人いっぱい居ましたしね)就職してからは仕事中は大丈夫ですが 休日の睡眠が極端に多かったです。出産後も子供より寝てました。若かったからか生活にはそれほど支障はなかったんです。でも今思えば・・・人より明らかにやる気や元気が欠けていたのかもしれません。そして貧血と共に歩んできた体が 四十代になって徐々に悲鳴を上げ始めます。
まずは鬱のような気分の落ち込みや倦怠感がひどくなりました。貧血がひどくなると低酸素状態により脳に負担がかかり 記憶力低下を引き起こします。しかし年齢的な衰えなのかとか 精神的なものか 更年期障害だろうと それで婦人科で血液検査をおこなって貧血が発覚しました。
只今、貧血治療のためにフェルムカプセル100mgを服用しているのですが 今までに3度、若い頃から薬による貧血の治療をしています。しかし、今思えばもっと定期的に貧血の検査を受けていれば 今のような症状も軽くすんだかもしれないですね
残念なことに同年代の方たちに比べると 明らかに記憶力の衰えが早いです。仕事の新しいことを覚えるのが苦痛で仕方なく それも気持ちの落ち込みに拍車をかけていたのかもしれません。定期的な検査と治療、家事や育児に追われていたら自分の事はどうしても後回しになりがちです。特に三十代あたりで出産した方は 子供が受験に追われる年頃に更年期の初期が訪れることもありえるし、体が大きく変化していく年にさしかかります。その前に治療できることはして、体力作りもしておけば良かった・・・と後悔しつつ過ごしています。しかし、過ぎてしまった事は仕方がないので 今をどう生きるかを模索しつつ 実践しつつ日々を大切に過ごしていけたらなぁと切実に思います。